Ⅳ【苦悩と自分の人生】
「こうして時が過ぎていく自分の環境」
姉の病気で実家に戻り、看病かねての監視役?
症状の酷い時には、親や親戚は〇〇に霊能者がいるから見て貰う、お祓いをして貰う?〇〇に良い病院が
あるからと通ってみたりしていました。
そのかいあってなのか、薬が良かったのか、1年経過した頃からは、自分を傷つけるような行動だけは
無くなってきていました。
その頃マツは、時間の融通がきくガソリンスタンドのバイトをしていました。
姉の症状も少しは落ち着いてきていたので、夜さえ見ていれば大丈夫ということもあり、親とも相談し
フルタイムで働くことを決め、仕事探しをしていました。
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しかし、マツの故郷は田舎なので企業や会社も少ない上に、資格もない人間を正社員で中途採用してく
れる会社もみつからず、親父の知り合いでコンクリート製品の製造をしている〇〇工業所という会社に
入ることに、肉体労働なので収入はそれなり、免許や資格を取得していけば、もっと収入にも繋がる
というのでお世話になることにしました。
姉の病気さえ治れば、実家を離れ別の土地で仕事を探すつもりでいましたので、免許や資格があれば
次にいかせると思い取得させてもらいました。
ところが、3年、4年たっても姉の病気は治る気配もなく、仕事が終わって疲れて家に帰ってからも
姉の、夜、夜中の一人で大きな声で怒鳴る、喋る、のには、自分の気持ちも心も疲れていくばかり
仕事は朝早いし、夜中に何かあったらと思うと、熟睡もできない、辛く苦しんでいるのは姉なのに?
分かっていても連れ戻しに来た両親、そんな家族にも環境にもうんざりしていました。
家にもいたくなくなり、外で酒を飲んでは酔って帰るように?そうすれば少しは眠れる。
そんな生活で、疲れも溜まり、体もだるく、心もすさんでいた当時の自分を思い出します。
体と心のバランスが崩れて無理を続けていると、とんでもない出来事が起こる事を身をもって
体験することに、注意力が散漫で自分の判断ミスでの事故を?
資格のある人だけが操作できる、ヒューム管等の製品や比較的大きなコンクリート製品を吊るし
移動させる天井クレーンがあるのですが、所定位置に製品を置くのに整えている間、無資格の人に
コントロール操作盤を持っててもらい、位置出しをしていた瞬間?耳元でドオンと音が?とっさに
避けたのですが、一瞬間に合わず、マツの指先の上に金型コンクリート製品が落ちてきて?
エーッ何、それほど痛みもなく、手も下敷きになっていなかったので、うわぁー危ないと思って
いたのですが?人が駆け寄ってきてマツの軍手を取ろうとして、次の瞬間目を塞がれ、見るなー?
そのまま大慌てで病院へ、この時はそれほど痛くないのに??
ところが、中指と薬指の骨折、薬指の第一関節は切断に近い皮一枚だけで繋がった状態でした。
手術をして人口筋で繋いでもらい、今でも少し曲がってはいるけれど指はあります。ホッ(笑)
痛み止めも効かず心臓が手から腕全体にあるような、かなりの痛みが続いたのを覚えています。
少しの間なので無資格の人に操作盤を持ってもらった事で、自分も怪我をしてしまい、相手には
怪我をさせてしまったという、負い目を感じさせてしまったのです。
当時の自分は「持ってるだけでいいのに、何で?」そんなふうに他人のせいにしていたのです。
もし、あの時に開くボタンでは無く、他の操作をしていたらと思うと、この程度で済んだことは
不幸中の幸いだったと思います。
何かの出来事は自分だけではなく、関わった人や周りの人にも、様々な思いをさせてしまうのだ
という事を忘れないようにしています。
こんなことわざも「ものは考えよう」
物事は考え方一つで幸せにもなり、良くも悪くもなるということ。
大怪我をしてひどい目に遭っても、まあ死ななくてすんだと考えれば、まだ運がよかったと思う。
泥棒に入られても、お金を取られただけで命まではとられなくてまあよかった。
要は心の持ち方次第で、今の状態より悪い状態を考えれば、我慢できないことはない。
自分は幸せだと思えば幸福なのである。
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Ⅴ【自分では予期せぬ様々な事が】 - 自分らしく生きる!マツ日記
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