Ⅴ【自分の選択した道を】
「新会社の立ち上げ」
外資系での実習と神奈川での製造実践経験と管理業務を終了し
新会社の立ち上げ業務で予定より早く北海道に戻る事になりました。
最初は試験操業としてのスタート、設備の導入移管や備品の手配にレイアウト
現地採用従業員でのスタート人員は15名で未経験者
現地では地元出身で取締役専務が企業誘致や開業手続き資金繰りを担当し
工場全般の運営に関する事項はマツが担当する事に肩書は製造部長でした。
この時マツは30歳になっていました。
従業員の教育と移管製品の試作ラインなどの整備をし本格的に操業
ほどなくして名古屋に行っている〇〇さんから連絡があり
好条件で名古屋の〇〇会社に工場長として採用してもらえるという
家族もあるので申し出を受けようと考えている「すまない」と
マツに相談というより伝えてきました。
マツとしては、一緒に働けると思っていたので残念でしたが?
それも〇〇さんの人生であり
決断なので反対をせず、場所は違っても取引先との関係は残るので
ともに頑張る事を約束し、違う道を歩くことになりました。
人は生きていると必ずどこかで、何度も大きな選択と決断を迫られるものだと
この時に思いましたね。
その決断が良いのか悪いのかは分からないが、自分を信じて信頼してこそ
自分らしく生きることができるのだと思います。
たとえ良くない方向に進んだとしても、人に流され左右される人生よりも
自分が選んだ道を進むことは、決して間違っていないと今でも思っています。
こうして新会社は最初は15名でしたが、取引先も一部上場企業、外資系を含め
計7社との取引をしながら従業員数も45名で稼働していました。
この当時は会社が軌道に乗るまでは、休みもなく、よく徹夜で仕事をしていた事を
思い出しますね。
今では体力的に無理ですが、若さゆえにできたことだと思います。
少し会社の方も落ち着いてからは、仕事以外では犬と一緒に暮らし癒されていました。
最善のみを心に抱くことにしよう。
(ノーマン・V・ピール)
心は、それ自身がひそかに抱いているものを引きよせる。
(ジェームズ・アレン)
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