自分らしく生きる!マツ日記

50歳を過ぎた今、自分らしく生きる!をテーマに「過去の体験やこれからの体験」を通じて「自分自身を探究」しようという想いから、マツ日記に書き留めることにしました。

Ⅲ【自分の感情と心の痛み】

「自分では望むと望まざるとにかかわらず」

姉が病気ということもあり、中学卒業後6年ぶりで故郷に戻り、実家で暮らすことになりました。

姉弟の仲は、子供の頃にはケンカをしましたが、仲良しでもなく悪くもなく一般的でした。

小さい頃はケンカして泣かされていたなあ。(笑)


マツが親父に勘当されて以来、姉とは2年くらいは、会っていなかったのですが、その頃は

仕事もし、いつも一緒の親友や彼氏もいて将来結婚するとかしないとか?言っていたはずが?


2年ぶりに姉の姿を見て愕然としました。体型も身なりも信じられない状態でした。


この頃の病名は「後天的な精神の異常」統合失調症だったと記憶しています。

周りの人には聞こえない声が聞こえたり幻聴や意欲の低下、感情表現が少なくなり周囲から見ると

独り言を言っている、など幻覚と妄想状態だったのです。


両親の言うことは聞かず、両親とも部屋には入れない状態でした。


マツの部屋は二階で姉の隣、昔のままです。姉は自分の部屋から殆ど出てこないので、時折

様子を見ては話すように心がけていました。マツだけは部屋に入っても怒らないし、誰かと話して

いるみたいな様子、マツとは会話をしてくれたのです。(二人だけど時折三人と話してる感じ)


病気の症状が幻覚と妄想状態なので、定かではないのですが、姉が言うには、彼氏の転勤と職場で

の嫌がらせもあったらしく、会社を辞め結婚し、彼氏の転勤先に着いて行くはずだったのを、親父

が結婚に反対、「仕事が嫌で結婚とか言って、まだ早い・・・?」

「職場の嫌がらせ、そんなことくらいで・・・?」と色々な事があったようでした。


母親に聞くと、両親とも結婚に反対し、彼氏も何度か来て話しをしていたけど説得できなくて、結局

彼氏は転勤、初めは仕事にも行っていたけど、仕事から帰ってからは部屋に閉じこもり、食事も

一緒にしなくなり、両親が寝た頃に一人で食べていたらしく、そのうち仕事にも行かなくなって?


マツが戻った頃には、薬を飲んで落ち着いている時、と寝ている時、それ以外は昼夜問わず一人で

しゃべったり、怒鳴ったり、たまにですが、死ねって命令されるといって窓から身を乗り出したり

とても大変な状態でした。


目が離せないので、しばらくの間マツは、仕事もせずに姉の世話と監視役をしていました。

家にいても気分がめいるし、気分転換になればと朝の薬を飲んだ後には、外に連れ出し

一緒に帰ってきた猫と実家にいた犬も連れて半ば強引に散歩(笑)

薬を飲んだ後で、午後の適当な時間で買い物とか、とにかく晴れた日は連れ出すことにしました。


買い物に連れ出した時には、たびたび不愉快な思いも、すれ違い際に、露骨に嫌な感じを表情

や行動にだす人も、食堂やレストランで食事をしても、親が子供にそんな人見るんじゃないよ

と聞こえるような声で言ったり・・・何度も嫌な気持ちになった事を思い出します。

世の中には、親切に気遣って声をかけてくれる人と、精神的な病気を偏見の目でみて

表情や言葉、行動にだす人もいます。

健常者には受け入れ難いことなのでしょうが、本人も苦しい筈ですし、一緒にいる人の心にも

痛みを感じます。特に身内であればなおさらです。

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自分の力ではどうにも出来ないこと、頑張って努力しても出来ないこと、辛いこと

があるなら、自分がだめになる前に、無理せず、休息を取り、それでもだめなら、

逃げてしまえばいいのです。自分の人生なのだし、どこに向かって走っても、

その先は未来なのだから、とマツは思います。


「心配」「怒り」「悲しみ」「孤独」を手放し本来の自分を取り戻す新方式


この記事の続きは 
Ⅳ【苦悩と自分の人生】 - 自分らしく生きる!マツ日記

前回の記事は 
Ⅱ【自分の決断とは別に】 - 自分らしく生きる!マツ日記

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