Ⅱ【自分の夢と希望そして現実】
「青春時代の自分」
中学を卒業して、いざ新天地へ!寮生活、高校野球のスタートだ!
知り合いのいない見知らぬ土地で、不安と未来への希望が、交差していた青春時代。
寮生活はどんなだろう?昔見たTVドラマに「とびだせ青春」という番組がありました。
和気あいあいとして、仲良く楽しげな先輩、後輩、みなが友達、仲間の寮生活、大好き
な野球と、楽しい寮生活、名門野球部で花形選手になるんだ。
夢や希望は膨らむばかりのマツ、こうして私の青春時代の寮生活が始まった。
寮での初日は、寮監や寮母さん、食事や掃除の世話をしてくれる関係者の方や先生方、
先輩達で新寮生の歓迎会がスタート、体育会系の集合寮なので野球、柔道etc先輩達の
体はゴツイし顔も怖い、けどみんな親切で優しい!よかった~(笑)
ところが、翌日から寮の空気が一変して、先輩達と目が合うと、睨まれているよう
な???そうなんです。睨まれていたのです。なぜ???
我が学生寮には、寮生間での規則があったのです。(苦笑)
「学校の校則」「会社の就業規則」とはまるで違う「寮則?」なるものが?
伝統として受け継がれていたのです。
それは、たったひとつの規則・・・「3年神様・2年平民・1年奴隷」という恐怖の寮
での統治です。
1年生は寮の敷居ごとに(失礼します。と一礼)先輩がいると(こんにちわ。とあいさ
つ)ロビーや食堂などは部屋の隅を歩く決まりがあり、先輩と目を合わせてもダメなの
です。
「自分の気持ちと行動は」
寮での1日の生活は
○朝の練習(5時起き)
○先輩の食事をまって、新入生は急いで食事と支度をし学校
○学校の授業
○部活の練習(野球部は照明設備があり暗くなっても練習)
○練習終了後は寮へ駆け足、洗濯場での場所取り(先輩と自分のユニホーム等)洗濯
○先輩の食事をまって新入生は最後に急いで食事
○風呂も先輩が優先
○暴力ありの説教時間
○自主練習・道具の手入れ(素振りやホームチェック等の軽いメニュー)
○先輩の腰もみ・・・先輩が寝たのを見計らって、やっと自分の部屋へ
睡眠時間は1日3時間程度でしたので、授業中はほとんど寝ていました。
寮を抜け出して実家に帰り、そのまま学校を辞めた人もいます。
夢を抱いて入学したのに諦めてしまう。それは悲しい出来事でした。
当時のマツは「夢を諦めて逃げるのかぁー」根性なし?そんなふうに思ってしま
っていたのです。当人の気持ちも苦しみも理解しようともせずに。
今になって思うのは、なぜ話しを聞く事ができなかったのか?かばえなかったのか?
おかしいのは先輩達だ、と言えなかったのか?
言えば集中攻撃される、臆病にも黙認してしまっていたのです。
もしかすると、あなたにも似たような経験・体験があるかもしれません?
身体的暴力や精神的苦痛や集団によるいじめは、昔からあったのです。
人を陥れたり、暴力やいじめ、側にいて見知らぬ振りをしてしまうことは、あっては
ならないことだと思います。
何もできなかった自分、見知らぬ振りをしてしまった自分、やはり後悔が残ります。
非常に難しい問題ですが現実に「子供のいじめ」だけでなく、大人社会でも会社や日常
でも起きています。
こういう問題は、いじめている本人に自覚がないということです。
少なくともマツは過去の後悔からも、そのようなことがないように生きていこうと思っ
ています。
言葉は私たちの生活に底知れない影響をあたえている。
言葉には感情が移入される。
言葉と感情は強く結びついて、心や身体、
ひいては言葉を使う人自身の人生全般にまで
影響をおよぼしてゆく。(ジャック アディントン)
二度教えて一度しかれ、ということわざがあります。
意味は、子供をただしかっただけではしつけにならない。
よいこと、悪いこと、してはいけないことを、きちんと理解できるように
教えたうえで、しつけなければならない。
子供はしかるより、ほめるほうが効果的なしつけができる。
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Ⅰ【遠い昔の自分と向き合う】 - 自分らしく生きる!マツ日記